顔の中で一番高い部分を鼻の先と見た場合、山根はそのふもとにあたります。山の重みを支える土台となる場所ですのでこのほくろは『責任ぼくろ』として見る事ができます。ここにほくろを持つ人は自分ではとても背負いきれないような責任を負わされる傾向にあります。
また、山根のほくろはたとえ活きぼくろであっても、死にぼくろよりはマシといった程度で、吉としてはとらえられません。
これからお話するような大変な事が起こるかもしれない相なんだと受け入れて、素早く危険を察知できるようにしておくと良いでしょう。
正中線に近いほど危険度アップ
山根の場合、体の中心線となる正中線上近くにほくろが位置するほど良くない意味になります。さらにそれが死にぼくろであったらそれはとても危険な責任がのしかかってくる印です。
車で人身事故を起こしてしまい、相手の生活を補償しなければならないとか、自分の意思に反して家業を継がされたものの経営はうまくいかず責任の重さに日々悩まされるようなケースが出てくるでしょう。
また、山根に太い横シワあって、そこにほくろがある場合、信じられる後継者が現れず、いつまでたっても第一線で働き続けなければいけない苦労も重なるでしょう。
それが死にぼくろであればそういったプレッシャーによって健康を損ねたり、精神的に参ったりしてしまう傾向がより強くなりますのでご注意ください。
女性にだって責任はのしかかる
女性の場合でも山根のほくろは責任ぼくろとしての意味を持ちます。
例えば未婚の方であれば家族を守る責任を全うするために婚期を逃してしまう事も考えられます。既婚者であれば、夫がたよりにならないために経済的、精神的に自分が一家を支えていかなければならないかもしれません。
危険信号を察知しよう
山根にはもうひとつ、『健康状態のバロメーター』としての働きがあります。体調に不良があると目と同様に山根にも変化が現れます。具体的にはうすねずみ色や枯れ葉のような暗い色が出てきて体に問題がある事を教えてくれます。鼻は顔の中心なので、体で言えば胃腸などの内蔵にあたります。ですので山根の色が良くない人は胃にトラブルが起こっている場合が多くあります。特に鼻は人生の中年期のできごとをあらわす部分でもありますので、30代以降は胃腸にはとくに気を使って生活するのが良いでしょう。