隠し事をするには向かない人
頬骨と耳の間で、もみあげのあたりを命門、その下の耳たぶからえらのあたりを障壁と言います。
人相学の観点から見れば、耳は内蔵の様子を教えてくれる重要な部分です。その耳から、自分自身を意味する鼻に活力を送り出すのが耳の隣に位置する命門になります。つまり、命門にほくろがあるという事はその力の流れをふさぐことになり、生命運に弱みがあるといった意味になります。
また、障壁は顔の正面から見ると隠れた位置になるので、ここにほくろを持つ人は隠し事や秘密保持に関して不安があるといえます。一般に、命門・障壁にほくろがあるという人は隠し事をするには向いていないと言われていますが、もしこのほくろを持つ人に秘密を打ち明けてもそれは秘密にはならず、すぐに周囲の皆に情報が伝わってしまうので注意してください。
女性の右は対外面を、左は家族や私的な関わりをあらわす
続いて左右での意味の違いをみます。
女性の右、男性の左は仕事や職場での対人面をあらわし、逆側は私的な面や家族に対する内面を見る事ができます。つまり女性の右、男性の左にほくろがある場合、仕事面での秘密を守る事に不安がある相になります。例えば競争相手には秘密にしておかなければならないアイデアを喋ってしまったり、機密文書などを洩らしてしまい、会社に大損害を与えてしまうといったおそれがあると言えます。ただし、肉付きのわるい命門・障壁に、黒々とした活きぼくろがある場合、その欠点をだいぶ抑えてくれます。
女性の左、男性の右にほくろがある場合、近しい人から打ち明けられた内緒話を自分の胸にしまっておけないとか、家庭内の私的な事情を人に悟られやすいといった、信頼に欠ける面が出やすくなります。「ここだけの話だからね。」とか、「絶対他の人には言わないで!」といった約束は無意味になってしまうタイプです。
命門・障壁のほくろで、耳のごく近くに位置する場合には、男性でも女性でも恋愛問題で秘密を持ちがちです。しかもそれは自分が悩むだけでなく、両親といった周囲の人たちまで心を痛めるような結果になります。ただし、それが活きぼくろであれば、例えば家族に隠れて浮気をしていても、本気になって深入りするおそれは少ないでしょう。
水の災害には注意が必要
命門・障壁のほくろでを持つ方にもう一つ注意して欲しい点があります。それは『水難』です。
もしあなたの命門・障壁の左右どちら側にでもほくろがあるのなら、自分の住まいを見つける際には慎重に考え、とくに地形をよく調べてから決めるようにしましょう。せっかく自分の城となる家を構えても、集中豪雨で地滑りにあい、家や財産を失う可能性を持っていますのでこの言葉を覚えておいてください。
もし障壁だけにほくろがあって、他の部分には無いようなら、命や財産まで失う心配はありません。